森的ビール人生①

2026.05.13

こんにちは、はじめまして、DBWの森です。

私は去年の7月に大阪に引っ越してきまして、DBWに入社。

10月からは製造責任として仕事をしております。

製造責任と書くとお堅い感じを想像されるかもしれませんが、実物はだいぶチョケています。

「お前はどうかしている」と言われ続けている人生ですが、意外とどうにかなっています。

余談ですが私は著しく犬が好きなので、

キャッチ画像は一緒に生活していたロージーというワンちゃんを採用させていただきました。




さて、前置きはこの辺までにして、このBUZZ OF BEERというブログ、

DBWのブルワーたちがビールに関すること、ビールと自身に関係することを徒然なるままに…というテーマで記事を書いていきます。

しばらく更新が止まっておりましたが、これからは隔週に1回、現スタッフたちが順番に書いていく予定です。

今回は「森的ビール人生①」と銘打ちまして、私とビールの出会いについて書いてみようと思います。



〜出会い編〜

単純にビールとの出会い、となると、いつかの飲み会、という書き方になってしまうので、

「この銘柄」という意識をした時のことをお話します。

あれは大学2回生の頃。

貧乏学生の時分、飲み屋でビールを飲む金すらシンドい。

当時は鳥貴族の淡麗生・大(298円)と、居酒屋一休の5円ビールの日を狙って飲んでおりました。

淡麗生・大と私@鳥貴族


「安く飲みたい」

その気持ちは形を変え、何かを引き寄せる力となって発現したのであります。


当時、私は大学から最寄りの駅まで20分程度の距離を、友人の大塚くんと歩いて帰るのが日課になっておりました。

そんなある日、たまたま立ち寄った100円ローソンで私は衝撃の出会いをしました。

プライムドラフトという韓国産発泡酒の6缶セットが500円を切っているのでした。

ビールを覚えたての自分でも、発泡酒はビールの廉価版、くらいの認識は持っており、

「発泡酒もいいけど、ビールが飲みたいよな」なんて知った口をほざいておりました。

(日本におけるクラフトビールと酒税法が絡むと、もう少し複雑な世界になってくるのですが)

しかし、プライムドラフトは1缶80円前後、水やジュースよりも安いという異常な価格設定。

圧倒的な価格競争力を前に私と大塚くんは、吸い寄せられるようにそれを手に取り、レジへと持っていきました。


そして、プライムドラフトは…美味しかったんです…


今はビールを仕事にしておりますので、ビールの味わいや風味を表現する単語のボキャブラリ(官能評価表現なんて言います)から、

「このビールは〜〜〜の風味がして、モルトの味わいが云々カンヌン」と気持ち悪い能書きをいくらでも垂れることが出来ます。

しかし、大塚くんと大学の帰りに飲んだプライムドラフトの味は、そういった能書きが吹き飛ぶようなものでした。

それは単なる飲酒という行為が体験として立ち上がり、やがて忘れ得ぬ思い出となっていく時の感覚だったのかもしれません。


私はビールの味を追求するような仕事をしていますが、大事なのは何を飲むかよりも、誰と飲むかではないか、と

この仕事の存在意義を根底から覆すようなことを、真面目に思っています。

しかし、誰とどんな場面で飲むにしても、そのビールが主役でないにしても、

その品質に妥協はしたくない、それがブルワー、醸造家の職業倫理でありワガママなんやと思っています。

さて、このブログを読んだあなたは誰と、どこで、何を飲みたいですか?



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